ナチュログ管理画面 淡水釣り 淡水釣り 北海道・東北 アウトドア&フィッシングナチュラムアウトドア用品お買い得情報
ブログ作成はコチラ
あなたもナチュログでアウトドア生活を綴ってみませんか?






ブログランキング

2008年12月01日

考えが錯綜してる

やり方がいやだよなぁと思うのが、「駆除」を考える時に、無碍に目の前の命を絶つことに対する後ろめたさに訴えかけてくることだよね。
時として、外来種を護ろうとしている人達がそういうことを言うのは、あまりフェアではないやり方で生息域を拡大させた可能性が否定できないというウラを感じている以上、正面から受け入れようとは思えない声だ。
とはいえ、仰々しい言い方になるが、アミニズムの文化圏に生まれ育ち、加えて輪廻転生との概念も知っていると、目の前の命ってのは、その経緯がどうであれ、大切なものに感じるわけだ。更に加えるなら、釣り人としての欲求もある。

身近な釣り人の中にも、あるいは色んなサイトの中でも、いるよ。釣った魚を、魚種によっては陸に捨ててしまう人。
俺のブログにも、俺がリリースする行為に対して「矛盾している」と指摘してきた人がいるけど、申し訳ないが、俺はそこまで単純に○×で物事を考えられるような人間ではない。
少なくとも、俺は食うために釣りをしているのではない。釣るために釣りをしている。だから、なにかしらの事情がない限りは釣れた魚はリリースしている。色んな主義主張はあるだろうけど、少なくとも俺にとっての釣りは、狙った魚が釣れた時点で完結する。釣った魚を食わないのが損なことだとは全く思ってない。もちろん、時にはキープする。食いたいと思ったときはね。申し訳無いが、あまり高尚な意識を以てリリースを考えているわけじゃぁない。
何でもかんでもキープする人が、「釣れなくなった」と言うのは苦笑して聞いているが、だからといってオールキープする人を否定するわけでもない。俺には理解できないけど否定するわけではない。


それから、自然環境ってのは、人為の範疇ではおさまらない。
それぞれの魚種は、それぞれの本能に従って与えられた環境で生き抜こうとしているわけだし、その受け皿の深浅によって、その生存競争の結果は変わるわけだ。

懐が深い環境であれば、在来種と移入種の共存は、長い目で見れば可能なのかもしれない。その中で失われることもあれば、失われないものもあるだろうね。

ダーウィニズムに関する本で読んだことで、印象的なものがある。
牛や豚と言った家畜。彼らは、家畜となることで、家畜として人間にとって効率的な生物となることによって、他の牛や豚の仲間の中でも種として大きな勢力を得ることができたとも言える。
趣旨はそんな内容だった。

こうした考え方に従えば、ブラックバスにしろ、ニジマスにしろブラウンにしろ、種としては、人間に依存することで淘汰を勝ち抜いた種、と言えるのかもしれない。


問題は複雑

その通りだよね。

だけど、はっきりしていることがある。
釣りと漁業の対立にしても、環境保護にしても、すべては「人為」だということ。

ブログの一連の記事の取っ掛かりになったブラウンの問題にしても、その先にある河川環境の問題にしても、メディアをにぎわせている温暖化の問題にしても、問題として顕在化し、対策を検討しているのは、あくまでも人為、人間の行為だということ。

自然を護ろう!と大騒ぎしだしたのは、種としての人間が、自己の存続に危機感を覚えたから、なのかなぁと思う。
だから、どんなに自然が大事だ!と叫んでも、人間が作り上げたインフラを壊してまで、自然を護ろうという動きにはなるまい。そう思うし、某自然団体のように、人間の命を投げだしてまで、自然を護ろうとする行為は、人間としてなにか逸脱したものを感じる。



話がとっ散らかってしまった。



同じカテゴリー(おしゃべり)の記事画像
オタモイ海岸
ヒラメを食う
初夏
実は怖いかも
7月12日の記事
6月15日の記事
同じカテゴリー(おしゃべり)の記事
 復活 (2014-05-19 12:07)
 オタモイ海岸 (2013-09-23 12:07)
 ヒラメを食う (2013-07-12 12:09)
 連休 (2013-07-10 21:57)
 初夏 (2013-07-04 12:10)
 実は怖いかも (2013-07-02 12:13)

この記事へのコメント
島牧の海アメダービー、最初はサケ稚魚を食い荒らすアメマスの駆除を目的としてスタートしたのはご存知の通り。今では貴重な在来魚であるアメマスを大切に保護しながら、釣れた魚の大きさを競い合うイベントに。害魚から貴重な在来魚に、まあ、アメマスにとってはラッキー(?)なことだったのかもしれません。人の思惑ひとつで、同じ魚の価値がここまで変わるものか、とちょっと驚きました。

さて、アメマスといえば、ここ最近は十勝川ド本流のアメマスにハマってます。はじめて行ったのは11月の初旬(10月だとサケ釣りの密漁と間違われる可能性があるとか)、なんの情報もなく河口付近から上流に向け、適当にラン&ガンして、数ヶ所目に群れにあたり60オーバー含むアメが短時間にバタバタとヒット。今年の十勝はいつもより暖かいのでもうしばらくは楽しめそうです。以前、ブログ内で「道東の川はまだ…」とおっしゃっていましたが、今年最後の遠征に道東、いかがですが?まだまだ開拓途中ですが、私のお気に入りのポイントでよければご案内しますよ。

最初はミノーも持っていきましたが、最近は「バッハ18g」をメインに他のプーンを少々で十分、釣れます(あにさんと同じ私もかなりのバッハフリークです)。川で出会った地元の数名のルアーマンから「去年ここで82センチ」、「先週ここで70オーバー」なんていう話を聞かされ、極めつけは「90オーバーも過去にでてる」とのこと。川が凍結するまであとちょっと、70オーバーをかけてみたいものです。
Posted by lureman140 at 2008年12月02日 19:46
こんばんわ!

あにさんのおっしゃるとおり、大抵の人間は目の前にある命を絶つ事に抵抗はあるでしょうし、釣り人であれば尚更ターゲットとなる魚であれば駆除に反対しますよね。
ブラウンやニジマスが外来種で、本来居ない魚なのは分かっていても、ターゲットとして釣れると楽しい。
自分もそんな考えだったかもしれません。

自分もヤマメをキープして食べる事もありますし、地元でサツキマス釣っても食べてました。
Posted by junponjunpon at 2008年12月03日 04:46
> lureman140さん
お誘いありがとうございます。
ですが、まるまる一日釣りに当てる余裕がないんですよね。
もともと十勝には住んでいたので、旧友の顔見がてら、ゆっくり行ってきたいんですけどねぇ…

> junponさん
まぁ情や欲望ってのは、いろんな場面で論理を上回ってしまうんですよねぇ(笑
Posted by あにあに at 2008年12月04日 16:43
道東河川(0)で年を越すんですね…とちょっと挑発してみました(笑)
Posted by lureman140 at 2008年12月05日 19:33
いや!全くその通り!
その通りなんだけど…

日勝峠を越える気力が…

挑発はされました(笑
Posted by あにあに at 2008年12月09日 18:04
そうすかぁ、残念ですね…今年の十勝はとても暖かいようで(今年転勤してきたので、まだこっちの冬未体験)、昨日、一昨日と連チャンで行ってました。

暖かいといっても、ガイドも凍り、指先が痛くなる寒さでしたが、遠投して川底に沈めたスプーンに「ググッ」とくるあの感覚は、寒さに耐えるだけの「価値ある瞬間」だと思います。が、この釣りをしない人にはまったく理解できないことだとも思います(笑)

60くらいのサイズでもリールが「ジッ、ジッー」と鳴き、ラインも「キュンキュン」鳴いたりして、ちょっと想像してみてください、これで70、80だったらどんな風になっちゃのか…。

ちょっとしつこく誘惑してみました(笑)
Posted by lureman140 at 2008年12月09日 20:59
lureman140さんは元々十勝の方なのですか?
冬期は、RF時々ジグという感じで、基本海なんですが、冬の十勝の山奥にも一時期狂ったように通ったモンです。
片道5時間日帰りで。
それも含めて、ホント行きたいんですよぉ。
Posted by あにあに at 2008年12月11日 15:27
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
考えが錯綜してる
    コメント(7)