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2008年11月27日

放流?③

個人的な考えだが、水産業界と釣り業界のブラウンをめぐる対立を見た場合、釣り業界側の立場の方が弱いと思う。
移入種の放流については、「釣り人側」、いや、もう少し言い方を変えると、「その魚をその場所で釣りたい・釣らせたいと考えた人」の中には、少なからずルール違反を犯している者がいるということがある。1970年代以降、漁業調整規則で無許可放流・密放流が規制されてきたにもかかわらず、ブラックバスや、北海道では、ニジマス・ブラウンといった、遊漁対象の外来魚の生息域が拡大しているわけだからね。ルール自体の善し悪しはもちろんあるけど、だからと言ってルールを無視したり、積極的に犯すというのは、フェアな行為ではないだろうな。

それから、以前書いたように、移入種の存在は確実に在来種に影響を与えると思っている。場合によっては在来種を絶滅させる可能性も当然ある。
つまり、移入種の放流は、在来種保護とは対立する行為だ。
んで、あえて『移入種』と書いているのは、何も外来種だけのことではないと思うから。
千歳川水系のように、元来ヤマメのいなかったところにヤマメが放流されているといった事例や、ワカサギや琵琶湖産鮎の各地への放流についても、同様の問題を含むと思うしね。そういう意味では、「漁師側」の放流行為だって、全く問題がないわけではないけど、少なくとも『外来種』の放流・保護は、在来種保護と相容れない部分が多すぎる行為だと感じる。

北海道の場合、ブラウンの生息域拡大はもちろん、ニジマスの場合の多くも、明らかに放流行為が規制されたあとに生息確認されている水系がたくさんある。シートラウトやスチールヘッドの存在は無視できないけど、それでも「その魚をその場所で釣りたい・釣らせたいと考えた人」の行為がそこにはあると思わざるを得まい。

ひそかに既成事実を作り上げた上で、駆除反対を叫ぶのは、どうにもフェアな行為とは思えない。



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