悔しい
さて、再びいつもの川。
この日は少々流れの重たいところに行ってみました。
例年であれば、誰かしら草を刈っているので歩きやすいんですが、今年はそんな気配もなく、この界隈らしい猛烈な笹とイタドリの藪を突撃しての釣りになります。
さっさと川に入ってしまえばいいんだけど、釣り下りていくのであまり泥を巻き上げたくはありません。
汗だくになりながら、えっちらおっちらと藪を突き進んでいきます。
目的の場所につくと、やや様相が変わっていました。
土砂の堆積している場所がちょっと変わってます。思い描いていた場所よりも駆け上がりが10mほど下流にあります。
以前は、全般に浅くなってきたところでドンと落ち込んでいたんですが、駆け上がりの傾斜もやや緩くなったように見えます。
これだと、魚の着いている場所が分散しているかな?
狙いにくいか?
いや、むしろ着いている魚の数が増えているのだろう?
前向きに考えて川に立ちこみます。
本当なら入る必要はなかったんですが、ちょうど駆け上がりを狙うに適していた小さな砂地の河原が消えてしまっていたので止むを得ません。
立ち込むといっても、辛うじてバックが取れる程度です。岸からすぐに底が見えないほどの深さになっているので。
さて、いつものようにメタリを使って、対岸のボサ下を狙ってキャストを繰り返します。
しかし、背後の藪と頭上の河畔林が邪魔で、なかなか満足のいくキャストができません。
何投目かでやっと思い通りの場所に着水させ、そのまま大きくターンさせると、50㎝クラスのニジが3匹追ってきました。
む~、この川のキャパはさすがですね。
しかし、口を使ってくれなければ、好い川とは認めてあげられない。
その後10分ほど粘り、ようやくその中の1匹と思われるサイズをかけたんですが、悲しいことにフックアウト。
ここでこの場を諦めて、再度遡上します。
今度は、本流が流れ込むプールの頭。
なかなかにダイナミックな場所です。
手前の肩を探ってから、その肩に立ち込んで、対岸を攻めます。
まず、巻きのところで40㎝位がヒット。
が、しかし!
流心を越えられずにフックアウト。
引き続き、肩のところで同じく40cm程がヒット。
だがしかし!
今度は連続ジャンプでフックアウト。
むぅ…なんだか不調です。
そして、そんな俺を嘲るかのように、60㎝ほどはありそうなニジマスが、俺の足元に時々姿を現してくれます。
もちろん、ルアーにゃ一切反応してくれない。
や~悔しい!
そんなやつを横目に見ながら、小物少々に慰めてもらって終了。
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