逍遥す

あに

2013年07月22日 12:36

ぼんやり空を見上げる。



雲はさっぱり動きません。
波の音は控えめ。
雲間から時折射す日差しは思いの外柔らかい。

冬の日本海の荒々しさは、仕事で嫌と言うほど味わってきているから、この春から夏にかけての穏やかで長閑な雰囲気は、特に優しく感じられます。

島牧黒松内辺りは、積丹半島辺りやニセコ界隈とも違って、目の前に広がる景色はとてもなだらか。

積丹半島やニセコ界隈が嫌いと言うわけではなく、むしろ釣り歩くには素晴らしい場所ではあるんだけど、この西後志に来ると、自分の気持ちがなだらかになるのがとてもよく自覚できる。

ちょうどね、観光ルートからも外れているので、何もかもがのんびりとさせてくれるんですね。

そんな雰囲気に当てられて、朝寝こきました。

10時ころに起き上がって、一応海に浸かってみようかと足を踏み入れてみましたが、愚息が縮み上がってしまいまして、すっかり萎えて断念。

さて、ぼちぼち帰路に就きましょうか。

まずは月越経由で黒松内へ向かいます。

歌島高原の風力発電施設の根元で一休み。
ここは、笹の子採りの人にとっては熱くて危険な場所ですが、散策するにはとても気持ちのいい場所です。



風車の真ん中が、ゆるキャラチックで、なんか吐き出しているように見えませんか?




黒松内を経由する目的は、トワヴェールⅡ(道の駅)でパンを買うこと。
あとはまぁなんとなく引っかかった温泉でもあれば入ってみるか、てな感じ。

だけど引っかかったのは、トワヴェールの工場でした。



工場見学のほかに、軽食コーナーもありまして、ここでももちろんアイスクリーム。



窓から見える田園風景が、しつこいようだけど長閑で気持ちがいい。

こういうところにオーベルジュなんかあるといいよね。
食べ物だって豊富な地域だし。海産物は隣接の豊浦や長万部・島牧・寿都から手に入るし、黒松内や長万部・豊浦は畜産だってそれなりに盛ん。

余計なハコモノ増やしたり、集客に一生懸命にならなくていいから、ひっそりとした佇まいでおいしいもの食べてのんべんだらりと過ごすのもいいよね。

さて、長閑な雰囲気はここまで。

こっからは後志観光のメインルートを移動します。

まずは、黒松内道の駅トワヴェール・ドゥ
ある意味今回の旅の最大の目的地です。



ここのパン屋のフランスパンを買いに来たんですね。

平日でも売り切れちゃうほどの盛況ぶりなので、果たして手に入るかどうか不安。

中に入ると案の定、この人の列。



ただ、ツイてました。ちょうど5分後くらいにパンが焼き上がるとのこと。
当然待ちます。

そして無事ゲット!



調理パンや菓子パンもありますが、このフランスパン一本220円でなかなかのおいしさ。これだけあれば十分です。
トワヴェールで買ったホワイトブルーチーズとともに、いただきます。
ほんとは、ここのピザも一度食べてみたいんだけどねぇ~。
だけど、ものすごい混雑だったので、まぁまたいずれかの機会ってことで。

さて、お次は昼飯です。
キャンプと言っても、ロクた調理したわけでもなく、BBQやったわけでもないので、ここはしっかり食らってやろうということで、蘭越の勝二に寄ります。



ここは、片田舎のラーメン屋としては、抜きんでたクオリティのお店だと思いますよ?
や、別にグルメじゃないんで細かいことは語りませんが、おいしいです。

今日はどっぷり汗をかきたかったので、にんにく辛みそで。



あたしゃ、ラーメンはおかずなので、ライスも注文。
米どころ蘭越だけに、ご飯もばかにできない。

相棒はこく味噌。



さて、昨日からの塩漬けの身体に汗もかいたので、そろそろ温泉でも入るかぁ~。

どうする?

とりあえずはパノラマラインに向かってみますかね?

続く(笑)

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