ハイリスクローリターン

あに

2011年09月10日 11:55

日曜午後の釣りってのは、なかなか盛り上がらない。

そりゃそうだ。土日びっしり針を見た魚を相手にしなきゃならないからね。

おまけに遡上魚盛りだくさんの今時期、なかなかいい個体には出会えない。

それでも、欲望に負けた俺はやってきた。


水量あって、そこそこ歩ける場所。
地図とにらめっこしながら、日々歩いている場所の状況を想像しつつ、選んだ場所は、結構下流。

まぁ狙っていた場所が、辿り着いてみると、すっかり減水していたからってのはある。

半分イタドリに埋もれた小径をひたすら歩く。
そして小さな沢を見つけて、藪に飛び込む。

十勝の釣りをこなした後なので、この界隈の藪こぎはかなり堪える。
やっぱりこの辺の藪は笹が煩い。
おまけに合歓の木が多いしね。

合歓の木はとげがあるので、とにかくウェーダーへのダメージが心配。

足下に気をとられている内に、早めにセットしていたルアーを枝に引っかけてしまってロスト。

どうも嫌な予感。


ま、なんとかかんとか川に出る。


川は…

予想通り。ライズはそこここに見られるのだが、いずれも小さい。
水面に興味はあるようだが、ルアーには見向きもしない感じ。

対岸はさすがに人が入れる雰囲気ではないので、対岸の岸際を狙う。
というわけで、ここはジグ。

まぁ何匹か引っかかってくれたら御の字だね。

ジグのいいところは飛行姿勢が安定していること。
なので、数十m先のポイントをピンで打ち込む。

なんてかっこいいこと言うが、なかなかうまくいかない。

それでもロストすることもなく、旨く落とし込めた時には、きっちり釣ることができた。





どちらも30cmは越えた程度。

まぁここが限界だろう。日が沈むと、藪歩きはきつい。

急いで戻ってきたのだが、間に合わなかった。
日陰の夕闇ってのは足下がさっぱり見えない。

仕方がないので、更に下流に降って、ダムまで出る。
ダムを渡って対岸に出、そこから取付き道路を辿って町道に出る。

対岸に渡る橋は4キロほど下流。ここからとぼとぼ歩き出した。

1時間半かけて約8kmを歩く。


疲れた。


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