ニジマス

あに

2008年06月08日 12:08

俺が釣りを始めた頃は、生息が確認された河川は7~80くらいだったと記憶している。それが今では200はとうに越えたろう。
でも「生息」と「定着」は違う。しっかり定着、つまり世代交代している河川となると、実はそんなに多くはないんじゃないのか?とはよく思うことだ。
ある時期になると、ある場所で突然似たようなサイズのニジマスが釣れだす、なんて川は結構あるし、あるポイントから上流ではぱったりと釣れなくなる川もある。
こういう河川だと、世代交代している可能性は低い。

それでも
ブラウンブラウンと大騒ぎする前にニジマスはどうするのよ?
これは時々思うことだ。



ブラウンやカワマス・ブラックバスに比べてニジマスが余り俎上に上らないのは、歴史が長いということもあるが、魚食性が低いということが大きな理由なのだろうね。
だけど、ニジマスの産卵期は春、それも河川によっては年明け早々の時期だという。そして、外来種は在来種との棲み分けができていない。当然産卵場所もそうだ。ヤマメやアメマスが産卵した後に、ニジマスがやってきて産卵床を掘る。するとどうなるか?孵化前のヤマメやアメマスの卵を流してしまうことになる。
そして、特に最近はドナルドソン系のニジマスの放流が多くなっているそうだ。単純にでかいやつほど沢山のえさを食べるし、でかいヤツほど良い餌場をキープできる。すぐでかくなるニジマスが良い場所でばくばくエサ食ってしまえば、ヤマメやアメマスのえさが奪われてしまうことになる。

間接的にはやっぱり影響はあるんだよな。

でも…俺もやっぱり釣り人なんだよね。でかい魚が釣れるのは楽しいし、また困ったことにニジマスの釣りは面白いんだ。
ガーン!と当たって、派手にジャンプして、ランディングするとおとなしくなる。おまけに比較的釣りやすい魚だし。ニジマスが付いているポイントを直撃すると着水した瞬間に来るし、流れに乗せてもターンした瞬間にしっかりヒットしてくれる。活性の高いときなどは、ハイパートゥイッチでがんがん巻いてくると、遠くから勢いよく追いかけてきてガツーン!とヒットすることも。そして良いファイトをする。
これはやっぱり派手で面白い。


十勝川水系のニジマス40cmオーバー。


これも十勝川水系の40cmクラス。肥えてます。




いずれも尻別川水系の50cmクラス。



60cm弱。この辺が自己記録です。

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