ニボシ海岸

あに

2011年11月06日 12:25

さて、ちょっと前の話です。

仕事ばかりで煮詰まりきった俺。
もう、なにがなんでも釣ってやる!と気合い入れて、秋ヒラメ狙いでふらふらと出かけてきたのです。

ついたらもう夕方。



美しい夕日を満喫するまもなく、いそいそと準備して海岸に降り立つ。

夕闇の海はぺたぺたの凪。
ところどころ、小魚のボイルらしき水面の乱れが観られる。

いい感じでないの?

ところが、俺の腕がダメだった。どうにも根掛かりさせてしまう。
底を取りすぎ、リトリーブがスローすぎ。

なんか鈍ってる。

一人きりの海岸でいらいらしていると、ふと足下に気づく。



カタクチイワシだ。



よく見ると、波打ち際に沿って、そこら中に打ち上げられている。





これだけいると、カモメもすっかり食い飽きたようで、全く見向きもしてない。
恐らく海中は更にすごいことになっているのだろう…
これだと、逆に釣れそうな気がしない。


今年は青物がずいぶんと北海道にやってきた。

小樽港は連日、青物狙いでお祭り状態になっていたしね。
ショアブリも、意外な浅場で釣れたという話もよく聞いたし、なにせ数が釣れたらしい。

知床でもイカが採れまくったとか。

一方でサケは不漁。

ま、サケに関しては、放流し過ぎとか、エサの問題もあるだろうし、近隣の漁の影響もあるだろうが、これからもこんな夏が続くのかな?

なんて、思いを巡らせているうちに、空がビカビカ光り出した。

死にたくないので撤収。

結局は無駄足だったのです。


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